江戸からかみ(えどからかみ)とは?
|
確かな発祥は特定できませんが、貞亨2年(1685年)の「和国諸職絵尽」には、当時の職人として江戸の唐紙師が描かれていますので、すでにからかみ職人が活躍していたことがわかります。さらに、ロンドンのビクトリア&アルバート美術館ほかに収蔵されている江戸からかみ等により、江戸時代以前から現代と同種のからかみが製造されていたと判断されます。
襖や屏風、衝立などに張られる加飾された和紙を「からかみ」といいます。主な原材料は、和紙、布、雲母、胡粉、顔料、染料、金銀箔が使われます。
工程は、刷毛引き、手揉み、木版手刷り、渋型手刷り、箔押しなど多岐にわたっていて、それぞれが手作業で行われています。 |
|