丸亀うちわ(まるがめうちわ)とは?
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金毘羅参拝の土産物として名高い丸金 印入りの渋うちわが丸亀で作られ、また、天明年間(1781〜1789年)には、丸亀藩江戸詰大目付瀬山登が丸亀藩の下級武士の内職として大いに奨励したことが、丸亀におけるうちわ作りの基礎となったとされている。なお、熊本県の来民うちわは、1600年頃、丸亀の旅僧が一宿の御礼に丸亀うちわの製法を伝授したことが起源と伝えられている。
その後、安政年間(1854〜1859年)には、1年間に80万本の生産があったことが、丸亀京極家が編纂した丸亀の地誌である西讃府志に記述されており、幕末には既に武士の内職から産業として確立していたことが分かる。
丸亀におけるうちわの生産は、全国のうちわ生産量の約90(特徴等) %を占めている。 丸亀うちわの特徴は、柄と骨が一本の竹で作られているものが多いことで、また、古くから「伊予竹に 土佐紙貼りて あわ(阿波)ぐれば 讃岐うちわで 至極(四国)涼しい」と謡われているように讃岐の特産として名を馳せているところである。
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