姫路革細工(ひめじかわざいく)とは?
|
『姫路白なめし革細工』は兵庫県姫路市特産の牛皮白鞣(しろなめし)皮を使った独特の革細工です。
市中を流れる市川の水源が奥の生野銀山から流れ出し、その明礬性の水質が牛皮の鞣製に適していたので、白なめし革の特産地になったわけです。戦国時代には、よろい・かぶと等の武具に重用されており、現在もその製法を受け継ぎ、日本ではここしか産出されていません。姫路独特の伝統工芸で、上質の牛皮を菜種油で揉みに揉んでこのような独特の皮面を作り、模様を型押しして一つ一つ筆で絵付けをした後、透明漆を塗り仕上げます。こうして白さの中に渋い艶が浮き出てきて、使うほどに深い味のある色になって参ります。
|
|