江戸指物(えどさしもの)とは?
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江戸において指物がいつ頃から作られていたか不明であるが貞享4年(1687年)に発行された当時の江戸地誌である「江戸鹿子」や、元禄10年(1697年)に発行された日本地誌である「日本国花萬葉記」に、日本橋、京橋等に指物を扱う商家や職人町に関する記述があり、江戸時代の初期には既に産業として確立していたことがわかる。
江戸指物の特徴は、茶箪笥等の製品の原材料として、主として御蔵島及び三宅島から産出される「島桑」を使うところにあり、また、その製法として木材の接合場所に凸凹を作って接合し、釘やボルトを使わず、内部に技術・技法を凝らすことから見た目がすっきりしているところにある。
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